【2017.11.16】第32回9条カフェを開催
学園都市の木々も色付き、きょうは少し“冬”を感じる肌寒い日になりました。
衆議院選挙後、初めての「9条カフェ」を11月16日(木)に開催しました。
まず、今回の衆議院選挙について、感想を話していただきました。
Aさんは「日本人は健忘症に罹っている!」と自民党の過半数超えとなった結果を嘆かれ、Bさんは「憲法9条と原発に対する政策を主眼に投票を行ったが、結果は私の希望したものになっていない」と発言されました。
「若い人の投票率はどうだったんだろう?みんな(選挙、政治に)関心がないように思う」とCさん。
『18、19歳の投票動向(出口調査)』の資料を見て、「自民党への投票が全体のそれよりも率が高いことにショックを受けた」Dさん、など自民党・公明党の与党が改選前より議席を減らしたものの、依然3分の2を占めることにとなった選挙結果に少なからずショックを受けました。
以下の図は時事通信社が行った「出口調査」の結果です。
また、選挙制度の問題も参加したみなさんから指摘がありました。
衆議院選挙は「小選挙区比例代表並立制」をとっており、自民党は小選挙区289区で得票率が48%だったが、議席では75%を占める218議席を獲得しています。
投票しなかった人を含む全有権者に占める自民党の絶対得票率は、小選挙区で25%、比例区で17%しかならず、多くの有権者は自民党(安倍政権)を支持しているわけではありません。
今回の選挙結果をうけて、改憲勢力は憲法9条を中心に改憲の動きを早めようとしています。この動きには安倍政権の強力な支持母体である「日本会議」という組織が深く関わっており、伊藤哲夫代表が安部首相のブレーンとなって、「9条に自衛隊を書き込む」などの改憲を提案しています。
日本会議には、自民党や日本維新の会などの国会議員も多数メンバーになっています。
私たちは、日本会議の実態や企みについて、あまり知りませんが、改憲の動きは確実にすすんでいます。
今後“九条の会がくえん”として、住民の皆さんへの宣伝活動や署名活動、勉強会などを検討していくことになりました。
0コメント